Vol. 42 平成18年2月5日発行。
事務局:東京医科歯科大学顎顔面解剖学分野内
事務局長:柴田俊一
Tel; 03-5803-5436 Fax;03-5803-0185
E-mail: S.Shibata.mfa@tmd.ac.jp

仁雄会報 
2005年秋以降の躰道部の活動 
  昨年度は仁雄会記念誌の発行と創設45周年の式典、躰道世界選手権並びに世界親善大会等、大きな行事が続きました。仁雄会会員の皆様におかれましては援助金ならびに会費の納入等で絶大なるご援助をいただきました。改めて深く御礼申し上げます。
 医歯大躰道部は河口湖での夏合宿打ち上げ後、秋の大会シーズンに突入しましたが、ここで全国的に問題となったアスベストのため学部道場が閉鎖されるという大問題が勃発いたしました。窮余の策として畳をすべて教養部に輸送し、国府台で練習をすることになりましたが、やはりかなり無理があったようで、試合の直前に女子を中心にけが人が続出し、ギリギリの人数でやっていることもあり団体戦が満足に組めないという事態になりました。特に全日本選手権には女子は団体法形、展開とも出場権を持っていたにも関わらず出場辞退というもったいない結果になりました。
*第39回全国学生躰道優勝大会 平成17年10月17日(日)於東京武道館
 
 昨年度は男子団体戦を組むことができませんでしたが、本年は2年生を入れ、団体法形、展開とも出場することができました。両種目とも城北大会で好成績を収めているので期待されましたが、残念ながら法形は予選を突破できず、展開は直前の練習で主役が頭を強打して、一瞬記憶を失うというアクシデントがあり、急遽出場辞退ということになりました。これもアスベストの呪いかもしれません。女子は団体法形に出場しましたが、やはり予選通過には一息という結果に終わりました(7位)。個人ものでは松本、八木がそれぞれ個法、個実戦ともに勝ち星をあげることができ少し自信がついた様です。

*第39回全日本躰道選手権大会平成17年11月27(土)、28日(日)於東京武道館

  学生大会に引き続いて男子は団法、展開に出場しましたがさすがに全日本はレベルが高く、成績は芳しいものではありませんでした。特に展開は出場できなかった学生大会の雪辱を期して臨んだものの、脇役が場外に出るなど、筋の精度という点で問題があった様です。展開の優勝は山梨の高校生チームで若さあふれるダイナミックな術技を展開していましたが、新潟チームが派手な技は少ないものの、より実戦的な筋立てで好成績を収めていました。このあたりが来期に向けての参考になるかもしれません。女子は昨年3位という好成績で本年は大いに期待されたのですが、上述のように負傷者続出のため、出場できませんでした。来年は大黒柱だった古山が卒業するもの、一年の男子もかなり動けるようになってきたので、期待したいところです。なお元全日本チャンプの宮下は現在研修医生活で痛めつけてられていますが、忙しい勤務の間を縫って久しぶりに千葉県(彼は現在、船橋市躰道協会己錬館に所属しています)から出場し、個人法形で中野選手に次ぐ準優勝となり、貫禄を示しました。

平成17年度追い出しコンパ行われる 
本年度は6年間フルに活動してくれた医学科の古山貴基と活動期間は2年間でしたがその存在感を遺憾なく発揮した看護学科の水島周子の両名を送る追い出しコンパが12月17日(土)に、新宿の居酒屋で行われました。会は渡辺先生、天笠先生らの出席のもとで楽しく進行して行きました。古山は例によって2年間の研修が必須ですがまだ場所は未定とのことです。水島も保健所関連への就職を希望しているもののまだ内定は得ていないとのことです(だめなら医科歯科大付属病院へ行くようです)。二人が皆様の近くに行くことがありましたらよろしくご指導のほどお願い致します。
2次会は引き続いて新宿の居酒屋で行われ、その後カラオケボックスでの3次会となり明け方まで楽しい会が続きました。
躰道部 OB,OGの活躍
 現在、仁雄会会員で海外に拠点をおかれている先生は。杉森俊文先生(歯学部昭和49年卒、在カリフォルニア)、山内三男先生(歯学部昭和51年卒、在ノースカロライナ)、高田正雄先生(医学部昭和55年卒、在ロンドン)、小山貴司先生(歯学部昭和61年卒、在カリフォルニア)の4名いらっしゃいます。そのうち本当に短い時間でしたが高田先生、山内先生にお目にかかることができました。
 高田先生は仁雄会報36でご紹介したようにImperial Collegeの医学部麻酔集中治療科准教授としてご活躍中です。昨年9月デュッセルドルフで歯科関係の学会があり、その帰りにロンドンに立ち寄った際に高田さんと会うことができました。高田さんのオフィスはロンドン市内のやや南にあるChelsea &Westminster hospital の中にあり、現在総勢7?8名ほどのスタッフ(常勤の研究員、ポストドクら)と研究活動をされています。東大から来ている日本人の留学生もいらっしゃいました。高田さん本人は直接手を動かして実験することはほとんどなく、研究員の指導と、意外なことに教育活動に対する比重がここ1、2年非常に増加しているとのことでした。そのことに関しては言葉の問題があるので逃げていたのだがいよいよ逃げ切れなくなり、やってみたところ思ったよりうまく行き、結構やりがいもあるということです。また仁雄会報の挨拶文にもあったように医科歯科大学との学生交流も手がけており、本年(平成17年)も何名かやってきて帰ったところだそうです。高田さんは小児科医として医師としてのキャリアをスタートさせその後麻酔科を経て現在のロンドンでの活動に至ったとのことですが、英国で活動できるようになったのはもちろん自分のグラントが通ったからですが、簡単にいうと分子生物学をベースにしているものの、臨床に直結できるような実験系を申請したところあまりそのような見地からアプローチしたものが多くなく、首尾よく通ったとのことです。この点、内容がよければ自分のような外国人にもグラントを与えるように非常に審査は公平であるものの、研究の維持ということに関してはやはり大変で胃が痛くなる思いであるとおっしゃっていました。英国といえばプレミアリーグがすぐ思い浮かびますが、高田さんは、サッカーはTVでみる程度で、サッカー場はあまりガラがよくないのでほとんど行かない、とのことでした。ちなみに英国では競馬が紳士のスポーツとされており、私(柴田)もこの訪英のときも電車で2時間くらいかけて競馬場に行ってきましたが、実際には貴賓席を除けば府中や中山とさほどかわらない雰囲気でした。フラッシュなしで取ったため写真が非常に見にくいのですが向かって左が高田さん、右が私です。先生のますますのご活躍を期待しております。


 山内三男先生(ノースカロライナ大学、デンタルリサーチセンター教授)は清水友先生、小川博章先生と同期でちょうど私と入れ替わりで大学を卒業されており、現役時代はお会いしたことがありませんでしたが、全日本選手権の個人法形3位の実績があり、パンフレットでもお名前を拝見することができます。先生は歯科医としてのキャリアを口腔外科からスタートさせていますが、すぐに米国での研究生活に重心をおかれ、現在までほとんど米国で活躍されています。先生は定期的に帰国されていますが、講演等でたいへんお忙しく、下の写真のときはほんの一瞬医科歯科大に立ち寄られただけでお話しはほとんどうかがえなかったので、僭越ながら私が先生の紹介をさせていただきます。私は先生のところへ留学したことはないのですが5日ほど遊びにいったことがあります。先生はノースカロライナ州のチャペルヒルという町(少し田舎ながらとてもきれいな町です)にあるデンタルリサーチセンターにラボを構えており、常時8?9人のフェローを指導されています。そのフェローも国際色豊かで世界各国から集まっています。もちろん日本からも医科歯科大、千葉大などから多くの若手研究者が先生のお世話になっています。先生は元来、コラーゲンの研究からキャリアをスタートさせておられますが、現在は細胞外基質を中心とした分子生物学関係の研究も手がけられていらっしゃいます。先生のライフワークであるコラーゲンの架橋に関する研究は現在他に手がける研究者がおらずオンリーワンの状態となっています。以前おうかがいしたところでは、高田さん同様グラントの維持は大変な作業で「中小企業の社長のようなものです。」とおっしゃっていました。下の写真を撮ったときに「友さんたちも会いたがっていますのでぜひ仁雄会の集まりにもお越し下さい。」とお願いしたところ、「一人に会うとあちこちに顔を出さねばならないのでなかなかね。」とおっしゃっていました。そういわずにぜひ顔を見せてください。先生は訪問客に対してはたいへん寛大にもてなしてくださいますので、特に歯学部出身の会員はぜひ一度先生のところを訪ねてみてください。繰り返しになりますがチャペルヒルはとてもよいところです。

住所録の配布について
 今回仁雄会住所録を同封いたします、この名簿は昨年の45周年の際に出席された先生方にはお配りいたしましたので今回はご欠席の先生方にのみ配布をしております。例によって個人情報満載ですので取り扱いには十分ご注意願います。また訂正等がありましたら事務局まで、ご一報ください。