仁雄会報35 平成15年9月11日発行

秋シーズンの大会予定

 異常な冷夏だった夏も過ぎ9月となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。医歯大躰道部は群馬県猿が京における夏合宿を終え秋の大会シーズンに突入しました。今年は日程の都合で秋の東京7大学定期戦が早めに行われ、少し間隔をおいて学生大会および全日本大会という日程になっています。新人6名を加えたもののやはり人数はぎりぎりのところでやっていて厳しいところもあるのですがここ数年の好成績を維持しさらなる躍進を目指し、部員一同練習に励んでいます。時間の都合がつきましたら大会の方へも是非足をお運びください。大会は医科歯科大学のOBであることを告げればそのまま入場できますが、事前にご一報いただければチケットの手配、プログラムの事前発送等を致しますので上述の電話、ファックス、E-Mailアドレスをご参照ください。

*第37回全国学生躰道優勝大会
 日時 平成15年10月19日(日)
 場所 東京武道館(綾瀬)
 #男子団体展開(昨年度2位)、男子団体法形(昨年度2位)、新人団体法形のほか男女個人法形(宮下は昨年準優勝)、実戦に出場予定。

*第37回全日本躰道選手権大会
 日時 平成15年11月22日(土)、23日(日)
 場所 東京武道館(綾瀬)
 #団体展開(昨年度4位)および男子個人法形=宮下(昨年優勝)、城北チームの一員として団体実戦に数名出場予定。

躰道部監督交代のお知らせ

 昭和57年以来20年余にわたり医歯大躰道部の監督を務めてこられた宮崎 隆先生(昭和大学歯科理工学教授)は近年研究、学校運営関係の仕事で多忙を極められている関係で、このたび不肖、私(柴田)が先生の後任として監督に就任させていただくことになりました。宮崎前監督と比較すると私の技術の未熟は明らかなところなのですが、たとえば前阪急、オリックスの上田監督や現西武の伊原監督のように選手時代は一軍半でも名将といわれる監督もおりますので自分なりにきめ細かい指導を引き継いで部を盛り上げていきたいと思っております。今後とも皆様のご支援、ご指導を心よりお願い申し上げます。

試合結果

 上述のように早めに行われた東京7大学戦と部員が個人で参加した東京城西地区大会の結果を報告します。

*第14回東京城西地区躰道優勝大会 平成15年8月31日 於中野体育館
 男子個人法形 優勝 宮下宏紀 4位 堀内和一朗
 男子個人実戦 優勝 宮下宏紀
 男女混合団体実戦 4位 (宮下、堀内、古山、寉岡、関谷)
 #私は試合を見ていないのだが法形のスペシャリストである宮下が実戦競技でも優勝し2冠を獲得した。男女混合実戦は男子3名女子2名でチームを組んで行う新しい試みである。

*第21回東京7大学定期戦 平成15年9月7日 於防衛医大体育館
 男女混合団体実戦 優勝 (宮下、堀内、古山、喜多、三宅)
 団体展開競技 優勝(主森山、1森、2堀内、3古山、4三枝、5宮下)
 団体法形競技 3位(森山、森、古山、宮下、堀内)
 女子個人新人法形競技 3位 江川京子
 団体新人法形競技 5位
 #私(柴田)が監督に就任して最初の試合であった。医歯大の大先輩である関根勇夫先生(防衛医大躰道部部長)が大会会長となり防衛医大の主幹で行われた。試合は段位の個人ものがなく級位の個人ものと団体戦が行われた。なんといっても新しい試みである男女混合団体実戦で国士舘大、拓殖大の強豪を破って優勝したのが快挙である。この7大戦でも団実の優勝というのはこの前いつだったか思い出せずひょっとすると初めてかも知れません。団体展開は完璧なできではなかったが2番、3番の活躍により優勝となった。法形は変体の法形で臨んだが3位というのは学生大会へ向けて期待の持てる好成績と思われます。新人も春の城北地区大会で優勝した江川が本大会でも3位と健闘し女子5人で臨んだ新人団法も即席の割にはまずまずの成績であった。私は監督として参加したがやはりどうも高い席は落ち着かずに困りましたが関根先生とかなりお話できたのが有意義なことでした。試合終了後は恒例の懇親会で盛り上がりました。

平成14年度会計報告

 昨年度は皆様のご協力、特に岡部先生、文村先生から複数年の会費をいただき現役部員への補助、全日本大会広告費を出してもギリギリ黒字になりました。ご協力いただいた先生方には深く感謝を致します。なお「現役部員補助」とは具体的には何かというと決して飲み食いに使っているのではなく、主に躰道協会に納める会費、大会出場費に充てられています。協会費もそのまた昔は結構どんぶり勘定でやっていたこともあるのですが現在は1人、1人がきちんと会員登録され徴収もれがないようになっており残念ながらデフレの時代でも会費等は決して値下がりしません。部員が増えればされだけ出費も多く必要になるのでその旨四よろしくご理解下さい。昨年度会費を納めていただいたのは次の先生方です(順不同、敬称略)。
森田恭一、三壁敏雄、岩永勝彦、原好秋、宮崎隆、佐藤準一、川島真人、清水友、渡辺三雄、渡辺竜登美、篠原一彰、林泰夫、日野恒和、鈴木格、佐藤良治、木下一郎、塩崎智彦、中島章皓、小川博章、知花朝美、役山比登志、石川直人、飯泉智弘、青木章、田中宏明、戸田英美、戸塚慎一、鬼澤浩司郎、田辺貞雄、福本達、岡部格(5年分)、戸叶正淑、文村優一(6年分)、小島(小川)雅浩、高江州義英、松本進一、佐久間郁行、柴田俊一

平成15年度仁雄会会費納入のお願い

 本年度も前年度に引き続き、秋に会費納入のお願いをすることになりました。上述のように部員が増えるとそれだけ負担金も増えるということになり、したがって会費がほとんど学生への寄付のような形になってしまいますが学生もされに応えて引き続き好成績を残しておりますのでなにとぞよろしくお願い致します。また自分で言ってしまっては身も蓋もないのですが新監督就任のご祝儀という意味合いでも結構ですので是非同封の振込用紙で会費をご納入ください。会費は医学部、歯学部卒1万円、パラメディカルおよび保健衛生学科卒5千円となっております(前回まで学部卒1万円としましたが保健衛生学科は5千円で結構です)。

躰道部OB,OGの活躍

 「医歯大フリーハンデ」等私の部活に関するされ話も少しネタが尽きましたので紙面をお借りして仁雄会会員の活躍を少し紹介させていただきたいと思います。ただ私のよく知っている世代ということなので比較的若手中心になることをご了承下さい。最初は和田先生(平成元年卒)、川越先生(平成3年卒)らを中心に活動し在宅、訪問診療の専門機関として近年非常に注目されている「あおぞら診療所」を取り上げます。私の拙い紹介よりも7月19日付け朝日新聞に掲載された記事(http://www.asahi.com/health/aged/TKY200307170162.html)がよくまとまっているのでそれをそのまま転載する形で紹介させていただきます。問い合わせは直接あおぞら診療所(047-369-1248,Fax-同-1247)の方へどうぞ。

生き方支える在宅医療 看護職や介護職らとも連携

 患者の自宅で診療する在宅医療が広がり始めています。高齢で体の弱った人やがん末期の患者ら、通院できずに家で闘病する人たちを継続して診ようという診療形態です。取り組んでいる診療所を訪ねると、24時間態勢など「在宅」ならではの工夫があるようです。各地に積極的な医師たちが現れて、情報交換も進みつつあります。

患者 いつでも夫がそばに

 千葉県松戸市に住む上橋輝子さん(69)は自宅で2週間に1回、市内にある「あおぞら診療所」の医師の診察を受け、リハビリにも励んでいる。「診療所がなかったら、寝たきりになってしまいます」と力をこめる。昨年3月、脳梗塞(こうそく)で倒れ、半年間入院した。退院後も、左半身に麻痺(まひ)があり、移動は車いすだ。再び倒れる不安を抱えるなか、医師に体調を定期的に把握していてもらえる安心感は大きい。診療所の看護師の訪問も週2回受け、杖(つえ)で歩く練習もしている。入院中は話し相手が少なく、寂しかった。3カ月ごとに病院を移らなければならないのも大変だった。夫の英夫さん(78)は「もう自宅で、と思いました」と振り返る。病院からあおぞら診療所を紹介され、自宅での療養に切り替えた。あおぞら診療所は、和田忠志さん(40)と前田浩利さん(40)、川越正平さん(36)の3人の医師が99年春、開設した。3人は東京医科歯科大学時代からの友人で、目指すべき医師像について議論を重ね、学生向けの本も出版してきた。目指すのは「患者と長く付き合い、病気を診るだけではなく、生き方や生活も支えられる医師」だ。勤務医をへて、3人で在宅医療を中心とする診療所の開業を決めた。「患者さんとのコンタクトが密で、生活に接近し、理想の実践に合う分野」(前田さん)だからだ。開業資金が800万円で、大きな医療機器がいらないのも魅力だった。松戸市を中心に、病気や障害があって病院へ通えないが、入院の必要性は低い患者を自宅に訪問している。患者数は01年にようやく100人となり、現在210人を診る。医師1人当たり半日で6軒程度、車で回る。終末期の患者も多く、開業以来通算485人の患者のうち、200人余りがすでに亡くなった。患者は、本人が自宅を希望し、家族の反対がなければ、重症でも断らない。地域にはほかに頼める所がほとんどないからだ。24時間の対応も求められる。「それができないと、患者さんや家族は自宅にいることをあきらめてしまう」と和田さんは言う。現在、常勤は医師4人、看護師6人。夜間や休日も交代で対応できる。夜間の緊急連絡は1カ月平均20件ほどだ。診療の仕方にも工夫がある。緊急時にどの医師でも対応できるよう、患者を複数の医師が交代で診る「グループ診療」を実践している。毎週1回、全職員参加の会議を開き、全患者の情報を共有する。病状だけでなく、暮らしぶりも含めて話し合い、治療を複数の視点で検討するよう心がける。患者の大部分は、病院や訪問看護ステーション、ケアマネジャーなど、地域の医療・介護の専門職を通じて依頼される。こうした専門職と連携を深めることが、機器やスタッフが限られる在宅医療にとっては必須の要素だ。20カ所の薬局に薬の配達や服薬指導をしてもらっている。川越さんは「在宅医療に参加する医師はまだ少なく、患者のニーズや高齢化のスピードに追いついていない。私たちが、やりがいのある仕事をできるというモデルを示せれば」と話す。